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サプライチェーン省資源化モデル大賞を受賞
“MFCA分析(※1)で加工委託プロセスに隠れていた資源ロスの見える化を実現”

当社と生産協力会社様(※2)3社は、第2回「サプライチェーン省資源化モデル大賞」(主催:社団法人産業環境管理協会)において、最高賞の「サプライチェーン省資源化モデル大賞」を受賞し、3月16日(火)、東京都千代田区の九段会館において表彰式が行われました。

サプライチェーン省資源化モデル大賞を受賞 「サプライチェーン省資源化モデル大賞」とは、MFCA分析の導入によって省資源化を促進する「サプライチェーン省資源化連携促進事業(※3)」において、最も優れた成果を上げたと認められる企業チームに授与される賞です。

当社と、加工委託先である各協力会社様は、2009年10月より、製品部材の加工委託工程においてMFCA分析を行い、各工程に潜在するロス(資源利用や製造原価におけるムダやムラ)の見える化に取り組みました。その結果、レアメタルを含む原材料の省資源化余地に加え、加工工程で発生するCO2排出量や水資源使用量等の削減余地を抽出できました。
その後、2010年3月より、当社と各協力会社様は連携して、優先順位をつけた改善活動を、順次開始しています。

オムロングループでは、2006年度より生産活動における環境負荷低減と原価低減を目的に、MFCA分析を導入しています。当社においては2008年度より導入し、MFCA分析と自社の電力監視システム等を活用した省エネ・省資源化とコスト削減に取り組んでいます。各協力会社様の協力を得ることでサプライチェーンに範囲を広げた今回の取り組みも、こうした環境経営活動の一環です。
本受賞を契機に、環境経営の取り組みをより一層、加速していきます。

※1 MFCA:(Material Flow Cost Accountingの略)
MFCAとは、ものづくりにおける資源生産性の向上(環境負荷低減)と収益改善(コストダウン)の両立を目的の一つとして開発された、製造時のロスコスト(原材料からの廃棄物やエネルギーのロスなど)を顕在化する分析手法のことです。当社では、2006年度から生産子会社のモデルラインへ導入し、現在、グループ全社での展開を図っています。

※2 オムロングループと協力会社様各社との間に資本関係はありません。

※3「サプライチェーン省資源化連携促進事業」:
製造段階のサプライチェーンを構成する複数企業による「資源ロスの削減」や「環境配慮設計」の取り組みを、専門家を派遣して支援することで、日本国内の製造業におけるコスト削減と環境負荷低減を促進することを目的とした経済産業省の委託事業です。

[参考]サプライチェーン省資源化モデル大賞に関するお問い合わせ先
社団法人産業環境管理協会 製品環境情報事業センター
サプライチェーン省資源化連携促進事業事務局
(〒110-0044 東京都千代田区鍛冶町二丁目2番1号)
・TEL/Fax:03-5209-7708/03-5209-7716
・E-mail:sc@jemai.or.jp